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「愛してる、そばにいて」
第1章 泡沫に沈む月①

愛してる、そばにいて0004

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 司に抱きかかえられ、浴室のタイルに下ろされたつくしは、すでに数えきれないほどの情熱的な口づけを受け、半ば熱に浮かれたように喘ぎ声をあげ続けていた。
 「ん、ふ…はぁ、んん」
 ガクガクと足に力が入らず、一人で立てないつくしは、司に腰を支えられやっと立っている。
 うっとりとつくしの顔に浮かぶ表情は、すでに戒に見せる母親の顔ではなく、司だけに見せる女の貌。
 抑えられない機嫌のよい司のクスクス笑いに、靄がかかったような頭を振り、つくしは司をねめつける。
 「…いい貌。とても普段の貞淑な妻ヅラからは想像もつかないよな」
 ねっとりとした声音で囁き、服ごしに繊細なタッチで胸の膨らみに触れてくる。
 普段の荒々しい気性からは思いもつかないほどの柔らかさ。
 司はいつも、つくしをまるで繊細なガラス細工か何かのように、丁寧に大切に愛撫を施す。
 司しか知らないつくしだったが、おそらく司ほどに優しい男はそうはいない。
 優しく…そして情熱的で、つくしだけの最高の男。
 やわやわと頼りない愛撫にじれったさを感じながら、ゆったりとしたカットソーの胸元に埋まったクルクルの柔らかい髪をかき乱す。
 「…ん」
 チュッ。
 「は…ん。痕…つけない、でね」
 乱れる息遣いに邪魔されながら、残った理性をかき集めて、つくしは自分の胸に吸い付く男に注意する。
 気が付けば、子供の服を脱がすように万歳をさせられ、一枚、また一枚と邪魔な布を剥ぎ取られ、ブラジャーとショーツのみの下着姿にされていた。
 立ったまま受ける愛撫に、つくしの足腰はガクガクと揺れ、それに気が付いた司が、浴室の壁面に寄りかからせる。
 ブラジャーを外すことなく、布の上から柔らかい膨らみを揉み、時に指先を布の中へと悪戯に侵入させ、ツンととんがった頂に触れてゆく。
 つくしがその鋭い感覚に仰け反り、浸り込もうとすると途端に、指先は外へと戻り、また再び布ごしのじれったい愛撫のみを繰り返す。 
 つくしは、知らず知らずのうちにもじもじと重ね合わせた股の内側が、しっとりと湿り気を帯びていることに気が付き、ギュッと閉じていた目を開いた。
 見下ろした先、つくしの腰を支えながら、片手をつくしの胸に忍ばせ、肌に口つけの痕を残しながら徐々にその美麗な顔を、下へと落とし込んでいる男の色香に満ちた視線と合ってしまう。 
 胸の下にキスを落とし、ぬめぬめと銀色に光る唾液の跡を残しながら、へそをペロリと舐めて、尖らせた舌先を侵入させる。
 「ん、ん…や。シ、シャワー、シャワー浴びるん…で、しょ?」
 「お前の汗、唾液、体液全部、俺のもんだから、シャワーなんかで流しちまうのもったいねぇかなあって。お前、もったいないのって嫌いだろ?」
 「なに、言って…ふ、うぅん」
 日頃もったいない、を口癖のようにいう庶民感覚の抜けきらないつくしを揶揄った言葉。
 だが、司の中にはそんなつくしを蔑む気持ちは欠片もなく、ただこうした睦言の中でからかう種とするばかり。
 全てを愛している。
 それこそつくしの体液、肉片、魂の欠片、髪の毛の一筋さえ誰にも渡したくないほどに、熱く激しく独占欲に満ちて。
 時に、同じ空気を吸っている自分以外の全ての男を、排除したい心持ちになることがたびたびあることを、この目の前の女はどれだけ知っているのか。
 そっと、ショーツのクロッチ部分から忍ばせた指先で、つくしのクレパスをなぞり、顔をショーツの中に突っ込むと、ビクンとつくしが爪先をつんのめらせ、プルプルと太腿を震わせた。
 「や、やだ、やだ。汗臭い、汚いんだから。シャ、シャワー浴びさせてよっ!」
 この美しい男に、汗も流さぬショーツの中に顔を突っ込まれ、舐められる羞恥につくしは頭を狂ったようにふり、懸命に男を引き離そうと抵抗する。
 何年ともに暮らそうと、何年夫婦として肌を合わせていようと、この美しい男への恋慕と、その美貌への崇拝は、つくしの中では司に勝るとも劣らず。
 司が聞けば片腹痛い、俺がお前に惚れているほどじゃないと笑い飛ばすこと間違いなしだが、つくしはつくしになりに、司に惚れこんでいた。
 だから、できるだけ美しい自分でいたい。
 生まれがらの美貌も、美質も持ち合わせてはいなかったが、少しでもこの男に美しい、綺麗だと思われたい女心。
 水に上げた魚のように、ビクビク飛び跳ねながら抵抗する妻に閉口し、司はシャワーのコックを一気に開けた。
 シャッー。
 音を立て、つくしの全身と服を着たままの司の全身を、温かい水が濡らしてゆく。
 気が付けば、ほとんど下着の役目を果たしていない半脱ぎ状態のブラジャーだけを身に着け、ほとんど着衣を乱していない男の前で、下半身をむき出しに男の顔の前に晒している自分の姿につくしは羞恥した。
 「面倒くせぇな…いまさらだろ?」
 「バカッ!なんで、服着たままシャワー浴びなきゃなんないのよっ。だから、デリカシーないって、あ、ああぁぁぁん」
 突然侵入してきた指先に、胎内を掻き混ぜられ、つくしは甲高い嬌声をあげた。
 男の片手にグッと抑えつけられた腰を動かすこともできず、指で掻き混ぜられながら男の器用な舌先に舐めまわされる。
 「…お前はどこもかしこも綺麗だ。お前の匂いも、味も、すべて俺の欲情を掻き立てこそすれ、汚いなんて少しも思わねぇ。そのまんまのお前でいいんだ。そのまんまのお前が好きだ」
 「つ…か、さ。はあん、んん…あぅ」
 愛され、狂わされ、気が付けば、雨のように降り注ぐシャワーの湯の中、広い浴室のタイルに寝そべり、立てた両足の間に陣取った男が、つくしの股座に頭を突っ込み、怖ろしいほどの快楽を生み出していた。
 震える指先が、果たして司の頭を押しのけようとしているのか、それとも押し付け更なる愛撫を強請っているのか、つくし自身でさえわからない。
 激しい快感と惑乱のすえ、つくしは足を突っ張らせ、背を大きく仰け反らせて、エクスタシーに達する。
 「あ、ああぁぁぁん、あ~~~」
 真っ白な閃光がつくしの脳裏を埋め尽くし、痺れるような感覚を断続的に与え脱力する。
 司に限界まで開かされた股間の痛みが、徐々に戻ってきて、カチャカチャというベルトを外す音に、更なる期待感と快楽への予感に身震いが走る。
 見上げる司の秀麗な顔は激しい欲望に取りつかれ、苦しいほどのフェロモンが、一度は達したつくしの肉体に、再び消えぬ熾火のような欲情を湧き上がらせた。
 濡れそぼって張り付き透けたシャツの内側の完璧なバランスを持った肢体も、つくしを苦しいくらいに抱きしめる腕も、ほっそりとした綺麗な指先も、なにからなにまで、まるで神の寵愛を一心に受け、最高の作品であるかのように完璧な男。
 …ああ、司。
 言葉にならないほどの感動にも似た何かが、つくしの胸を焼き焦がし、抱えられた両足が宙を描いた瞬間…まるで鍵穴がピッタリと鍵に塞がれたような一体感に満たされ、つくしは激しい嬌声を上げた。
 離れられない。 
 …愛してる。
 永遠に。
 それらの言葉が惑乱と共に湧き上がり、つくしは頭上で汗を落とす逞しい首に腕をかけ、引き寄せ、クルクルの頭を抱きしめる。
 キスを強請って、強請られて、何度も何度も互いの境界線もわからぬほどに交わり、愛し合い、狂わせあいながら、明けぬ夜を互いに一心に祈リ続けていたことなど、互いに知るよしもなかった。



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