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始まりは突然に…23話完

始まりは突然に09

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 やばいなあ~。
 何気に相馬さん、皆さんもお気づきと思いますが、私彼を気にいってしまいましたw
 いえ、司君イメージというより、別の漫画の相手役イメージなんですが、彼も俺様、やっぱり書きやすいんですねぇ。
 シリーズ化にともない?いずれは司君にも登場してもらおうと思っているので、成長した司君との対比が早く書きたいなとか思ってるんですが、何げにつくしちゃんと同じ会社だけに、類くんより出番が多い!
 やばいぞ、ルイ君っ。
 司君と争う前に、相馬さんに勝たないといけないのに、のっけから不利な状況だ~><
 そのうち、つくしちゃん、花沢物産に転職かな…あ、ルイ君まだフランス勤務だ^^;
 ちなみに、相馬さん、使い捨てキャラじゃありません。
 司君登場までの対抗馬です!キッパリ。
 あ、でも、この『始まりは突然に』では司君登場しませんし、当分出番はありませんのであしからず。
********************

 「課長」
 「…なんだ?」
 いったいどんな人間が乗ってるんだ、と言いたいような高そうな高級車を降りて、先に立つ相馬さんを呼びとめる。
 助手席開けてもらっちゃったよ、何気にこの車といい、普通の人じゃない。
 …この人いったいどういう家の人なんだろ。いくら花形部署の課長職って言ったって一介のサラリーマンだよね?
 そういえば実家がお金持ちだとは聞いたことがあるけど、この前花沢類とお見合いしていた相手の女性に親しげに呼びかけられてたっけ。
 「今日はもう就業時間なんで、あたし、直帰します。なので、ここで失礼します」
 「…夕飯、行くっていっただろ?」
 確かに言ってたけど、あたしはついてゆくとは一言も言っていない。
 「いえ、この前も言いましたけど、いくら業務上の無理難題をサポートさせていただいたとはいえ、あくまでも仕事ですから。お気づかい無用です」
 憮然と片眉だけ吊り上げてあたしを見ていた相馬さんだったけど、あたしが一礼して踵を返すと、ため息をついて腕を掴まれた。
 「待てよ」 
 「はい?まだ、何か?残業なら今日は勘弁して下さい。昨日も、一昨日も遅かったんで」
 ここでまた無茶な仕事を振られたら、たまったもんじゃない。
 普通の女の子より体力もガッツもあるつもりだけど、あたしだって人間なんだ。
 あんたが蔑視する女性なんだから、少しは気遣って欲しい。
 明日の仕事の意欲は、適度な休息から生まれるんだから。
 あたしの内心のブーイングが通じたのか、もう一度ため息をついて、あっさり腕を離してくれた。
 「お前、鈍いって言われるだろ?」
 「うっ」
 本日二回目の鈍い発言。
 それなりに色恋沙汰もあった大学時代ならともかく、仕事一筋できたここにきて、なんでそんなこと言われなきゃなんないのよ…
 仕事一筋ってほど熱意はないんだけどね。
 「この前の話の続き。俺、お前に惚れてるから」 
 「はあ」
 「…」
 「……」
 「………」
 「…、…、…、はっ!?」
 な、なんですと!?
 空耳だった?
 なんか、いま、ほ…とか、ありえないセリフがっ!?
 「聞いてる?俺、お前に惚れてるから、食事に誘ったし、デートに誘ってるつもりなんだけど?」
 ニヤリと笑って固まってるあたしに近づき、屈みこんで囁く。
 い、息がかかる~っ!
 セクシーヴォイスと評判?の低くかすれた声の攻撃に、バッと耳を押さえて後ずさった。
 やばい、赤面してる絶対っ。
 「な、何言っちゃってんですか!?なんの、冗談!」
 「俺、冗談言わねぇし」
 「あ、あたし、課長に『お茶汲み腰かけ社員!』て言われた女ですよ?」
 「あ~、言ったな、そんなことも。まあ、それは訂正する。お前ガッツあるし、なまじな男より仕事できるからな」
 お世辞なんか言わない課長にそう評価され、内心嬉しい気持ちがわきあがる。
 いや、いまはそんな場合じゃなかった。
 その前の不穏な言葉に対処しないと。
 「あ、ありがとうございます。課長にそう評価されてるとは思ってなくて…あの、嬉しいですけど」
 「お前、男いねぇよな?」
 人のお礼はサラリと流し(ちょっと!流さないでよっ)、人に尋ねないで確信的なのはなんでなのよっ!?
 「…なんで、いるかもしれない的な聞き方じゃないんです?」
 「いねぇだろ?」
 「…いないですけどね」
 「じゃ、いいよな」
 肩を竦めてさっさと駐車場からエレベーターに乗ろうとする課長を再度、呼びとめ、相手の認識を急いで訂正する。
 「ちょっ!何がいいんですか?何がっ!?あたしにたとえ彼氏がいないにしろ、何がいいことになるんです?」
 「俺と付き合えってことだよ。何か問題あんのか?」
 「…問題って、あたしって、今まで課長の付き合ってらした女性たちとだいぶタイプ、違うと思いますけど」
 タイプというか、悔しいけど、ステータスというような奴。
 この人と今まで噂になった女性ってやつは、昼間見かけた美人秘書を筆頭に、顔良し、頭良し、スタイルよしの三拍子に加えて、いろいろと良しが連なるわが社の誇る才媛ばかり。
 何が物珍しくてこのあたし?
 「まあ、お前の場合、確かに器量は十人並だし、体はガキみてえだけど…」
 ほ、ほっとけ!
 「頭はイイ大学出て、能力もある。上の憶えも目出度い。それほど卑下するもんでもないだろ?」
 「卑下なんてしてませんけどっ!単に、課長の好みとは違うって言いたいだけです」
 「好み?好みか…あんま考えたことねぇな。まあ、別にそんなに構えることもねぇだろ?男と付き合うくらい。何が不満なんだよ?」
 本当に不思議そうに言うこの男の自信満々な態度がまず不満…まあ、確かに自信持っちゃっても不思議でないスペック持った男なのかもしれないけど、こういう自信満々タイプは高校生の頃でもうお腹一杯、普通にもう二度と個人的に関わりたくないタイプの筆頭だった。
 「不満は…まあ、いろいろありますけど」
 課長の顔がはあ?と嫌みたらしく、呆れたような表情になる。
 「一番の問題は、あたし、課長のこと好きじゃないんですけど。えっと仕事的にはまあ、けっこう?尊敬してますけど、恋人になるとか付き合うとかそういうのはまったく!想定外です」
 「けっこうのところと疑問型には俺もいろいろ思うところはあるが、百歩譲って好きかどうかの問題なら、付き合ってから答え出してもいいだろ?男と女だ、ベッドに入れば情も沸くし、十二分に満足させてやる自信あるぜ?」
 ぞぞっ、フェロモンむんむん…ていうのよね、たぶん。
 おぞけだけじゃない何かを感じるのはたぶん気のせいじゃない。
 こういう西門さん的なところは気をつけないと。
 あたしなんて、気がついたら…なんてことありえそうで、よけいに用心。
 「…すいませんけど、そういう関係以前に、課長は好みじゃないんです!」
 失礼かと思ったけど、ハッキリという。
 こういうタイプにはハッキリ言わないと、自信があるだけに嫌よ嫌よも好きのうちとかいうよくわからない理論で押しまくられる危険がある。
 やっぱ経験者はねぇ。
 「…それは、けっこうデカイな。で、お前の好みって、花沢物産のジュニアなわけ?」
 「げっ」
 「げ?まさか、お前があの男と知り合いとはな。で?どういう関係なんだ?」


 なんとか課長の追求と、強引な誘いをかわし、エレベーターに乗り合わせた部長に相馬さんが気を取られている間に、置き去りにすること成功!
 さすがに恋愛関係に疎いあたしも、その気もないのに延々と引きずられたらやばいことはわかる。
 そうでなくても西門さん並にタラシっぽい男だ。
 気がついたら、ベットとかシャレにもならないっ!
 どうせ、気まぐれで遊ばれてたまるかってーの。
 よもや仕事で私怨をもちこまないとは思うけど、フッたからって嫌がらせされたりしないよね?
 そういうのってパワハラ?
 疲れを感じながら会社のロビーを抜け、玄関を出ると、周囲が不思議に賑わってることに気がついた。
 時計を見ると、まあ、残業しない人たちの退社時間。
 これでもかなり大手の企業なので、人波も半端じゃないのは不思議じゃないけど、なんか黒集ってるような…。
 …って!?
 エントランスの車寄せにこれまた高そうな車を停めて、その傍らに佇む美青年。
 花沢類が、当社の幹部社員に囲まれて、立ち話?!
 思わず、ジッと目を凝らしていると、視線に気がついたのかこちらへと振り向く。
 ひえぇ~。
 「あ!…早かったね」
 にっこり笑って手を振ってるのって、あたしにだああああああっ!
 「ちょっと、時間遅いけど、お茶、奢ってくれる?」
 黒集ってる人たちの視線が痛くて、あたしは思わず俯き他人のフリをした。

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