「愛してる、そばにいて」
第10章 贖う②

愛してる、そばにいて0921

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 逆らったりしたら酷い目にあってしまう。
 なぜか今彼女の脳裏を占めているのはそんな強迫観念で、イヤなのに、イヤだと言いたいのに司を拒絶できないでいた。
 それでもせめてもの意思表示に、ギュッと目を瞑って、体を固くして、司の与えてくる感覚を必死で脳裏から締め出そうと努力する。
 つくしは震える指先でシーツを握り締めて、心の中で念じていた。
 …あたしは、石。何も感じない。
 感じるはずなどないのだから、と。
 それでも、司の手馴れた愛撫に感じずにいることなどできなくて、濃厚なキスをしながら、彼の指先が全身を滑る感覚に息が荒ぐ。
 ゾワゾワと下腹部の奥から背筋を這い登る感覚が、快感なのだと知っている自分に慄いた。
 「……ぁ……ゃ……ん……い……や……」
 唇が解放されるたびに、自分が途切れ途切れに呟いてしまっていることに最初つくしは気が付いていなかった。
 糸を引いて唇が離れていって、けれど、再び降りて来ないことにつくしが怪訝に瞼をソッと上げる。
 司の肘をついた片手が彼女の頬を包み込んだまま、彼女の顔をジッと見下ろしていた。
 ポロリと涙が零れ落ちる。
 …ちゃんと言わないと。
 そう思う端から、刺激を与えられ、あるいは何か言おうとするたびに唇を塞がれ、否やを言うことができない。
 「お前は…俺のものなんだ。どこにも行くな。どこにもやんねぇ、誰にも渡さない、絶対に」
 「……ぁ」
 嫌だと言う前に再び唇を塞がれ、体中を撫で回され煽られる。
 いつの間に脱がされてしまっていたのか、素肌に触れる熱い手が生み出す熱に浮かされた。
 どこか胸の奥底、ドロドロと滲み出す暗い感情と……深い哀しみ。
 それとは全く別の思考が彼女を惑乱していた。
 もし、司を拒絶して彼に見捨てられてしまったら、どうやってこれから生きていけばいいのかという密やかな怖れと保身が彼女を身動きできなくさせてしまう。
 誰一人…この異邦人ばかりの国ではなくても、彼女を気にかけて、愛してくれる人間などこの世のどこにもいないのだという孤独と寂寥。
 両親ですら、今の彼女にとっては見知らぬ人たちで、司のもとから連れ帰ってはくれやしなかったのだから。
 …あたしの居場所。
 それはいったいどこにあるというのか。
 「ずっと俺のそばにいろ」
 …ああ。
 ああ、と思う。
 「……ん…………………ハァ…っ」
 つくしの強張っていた体の力が抜け落ちた。
 彼女の首筋に舌を這わせながら、司の頭が降りてくる。
 先程まで、大きな手でやんわりと包み込んでいた胸の膨らみに司が、キスの雨を降らせた。
 時折強く吸い上げては、ツキンとした鋭い痛みを彼女に残して、赤い花を彼女の素肌に刻んでゆく。
 舌先で彼女の双丘のカタチをなぞっていた唇が先端の蕾を掠めて、大きく頬張られてしまう。
 「んん――ッ!」
 ペチャクチャとまるで、飴玉でも舐め転がすように、音を立て司の舌先が彼女の胸の蕾に絡みついては、彼女に鋭い快感を与える。 
 たまらない感覚に、つくしは霞む目をぼんやりと開けて、クルクルの頭を見下ろす。
 自分の胸にむしゃぶりつき、上目遣いで自分を窺っている司の欲情に潤んだ妖艶な眼差しに射抜かれ、カッと顔に血が上って、堪らず再び目を瞑ってしまう。
 けれど、そうして目を瞑ってしまうたびに、柔らかい皮膚のそこかしこ、まるで彼女に思い知らせるかのように司が敏感な場所に鋭い感覚を与えた。 
 「あっ!ああっ」
 乳房の先に歯をあてられ、つくしが仰け反った。
 白い肌が徐々に上気して、赤く染まってゆく。
 …綺麗だ。
 何度この肌に貪り、溺れても、………尽きせぬ欲望にますます燃えたって、彼女への独占欲に身を焦がした。
 シーツに捕まって震えている手を引き剥がして、その甲にチュッとキスを落とし、自分の背に回させる。
 彼女が戸惑っているのはわかっていた。
 イヤ…だと言うたびに、彼女の言葉を封じて、キスを贈った。
 だから、彼女の強張った体から力が抜けて、彼の体に彼が回させた彼女の腕に力が篭ったことが嬉しい。
 …好きだ。
 「好きだ」
 想いを言葉に乗せる。
 わかってくれなかった気持ちを、わかってくれるまで何度でも。
 お前を愛してるのだと、彼女の体中に刻み込んで…。
 「お前が好きだ、お前を愛してる。お前だけ、ずっと永遠に」
 ほんのりと上気した赤い顔と頼りなげな眼差し。
 彼女の目の中には彼が映っていた。 
 そして、彼の目に彼女の姿が映っている。
 …愛してる。
 たとえ、お前が俺を愛してはいなくても、こうしていることに戸惑いを憶えているのだとしても。
 それでも―――。
 …逃がさねぇ。
 「はぁ…ぁ………っ……ぅ……ん」
 息も絶え絶えに枕に顔を押し付け、快感に耐える彼女の体を少しづつ攻略してゆく。
 もう否やを言わさないように、キスをしたまま彼女の胎内へと指先を滑らせ、彼女の快楽の芽を育て、潤わせ…なじませる。
 彼女を感じさせたい。
 感じさせて、喘がせて、彼の想いを、愛を、今度こそ彼女の心にまで染み入らせたかった。
 司はつくしの膝を割り、覆い被さって、彼女の片足を抱え込む。
 下肢か触れる熱い感触に、つくしは小さく喘いだ。
 そして、十分に潤って緩んだ彼女の中へと沈み込む。
 ゆっくりと胎内を割り拓いて、奥底へと進んでくる灼熱の感触に、つくしは足を震わせ、回した司の背にグッと爪を立てしがみついた。
 「あ…っ、…ぁあっ………あ!」
 熱くて柔らかな彼女の濡れた胎内に包み込まれて、司の全身が総毛立つ。
 「ハァ……痛いか?」
 快楽に歪んで掠れた声の問いかけに、真っ赤な顔のつくしがブンブンと顔を横に振った。
 噛み締められた唇に指先を這わせて、無理矢理に唇の中へと指を潜り込ませる
 「噛むな、傷つく」
 優しいキスが彼女の緊張を宥めるように何度も降り注ぐ。
 唇に唇、手に手を絡ませ、擦れ合う素肌と素肌、体と体を繋ぎ合わせて、愛してるの言葉と共に……司に全身で愛される。
 司の腰がゆるりと動いて、何度も内側を擦られ揺すぶられるたびに生まれる熱と…快楽。
 心臓が激しく動悸打って、体中が甘い痺れに侵される。
 「愛してる、牧野っ」
 「はっ……ぁっ……ん!…あ、あ…やぁっ」
 彼の言葉通り、熱く激しい愛で…お前が欲しいのだと、何度も何度も繰り返し刻み込まれて、強く強く抱きしめられた。
 揺れる腰が激しさと増して……。
 「ああっ、ぁん……あぁ――――ッ」
 「………っ」
 高みを登り切って、ガクリと崩れ落ちた司の体がつくしの上へとピッタリと重なる。
 「はぁはぁはぁはぁ」
 「…ハッ、ハッ……ぁっ」
 
 
 

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