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「パッション…①24話②22話完」
始まりは突然に…23話完

始まりは突然に07

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 本日の更新が、大幅に遅れましてすいませんm_ _m
 なるべく、掲示板『こ茶子の部屋※TOPページよりリンクあり』にて告示したいとは思っているのですが、ついつい告示しないままに突然ズレこんだりが普通ですいません><
 ちょっと、同居している実母が目の手術で入院しまして、予定は以前からあったのですが、昨日はなんやかやと昼間は外出し、書類作成やら、子供の始業式の仕度やら、気が付けば深夜ToT。
 余裕持ってやるってのが苦手なもんで…。
 で、今日は今日で病院に付き添ったりで、中々書く時間がなく…。
 ということで、とりあえずは、『始まりは突然に』の更新行きます。
 『夢で逢えたら』は22時以降にはなると思いますが、更新を予定しています。
 『伊集院薔薇先生の疑惑』はうーん^^;
 また、明日も、母の手術に付き添ったり、時間的余裕がなく、もしわけありませんが明日の更新時間も、時間変動になるかと思いますが、ご容赦くださいm_ _m
 なるべく、更新はできるように頑張ります!
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 ニコニコ笑って、人の食べるところを見ている美青年。
 見られているあたしとしては、食べた気がしない。
 セレブってみんなこうなんだろうか。
 普通、他人の食べているところをジッと見ているなんて、マナー違反な気がするんだけど。
 「どうしたの?あんまりお腹すいてなかった?」
 「…いえ、すげぇ美味しいっす」
 モグモグ、ごっくん。
 飲み下しながら、おそるおそる顔を上げる。
 バチッ。
 うおおっ、目が潰れる~。
 眩し過ぎて、正視できないわ…。
 これでも学生時代は、もう少し免疫があった。
 この人とデートしたり、あんなことも…うっ。
 抱きしめられたりキスしたこともあったな…と思い出した下りで一人赤面ぶっこく。
 「ぶっ!ゲラゲラゲラ、相変わらず、おもしれ~女っ。幸せそうに食ってたと思ったら、難しい顔して。そうかと思えば、真っ赤になって」
 「…面白いのはあんただよ。つーか、マジでレバニラ食べるとは思わなかった」 
 この上なく周囲から浮き上がったこの人。
 周囲の奇異の目も、注目もわれ関せず。
 この人がいるだけで、こ汚い下町の定食屋も一流レストランでの優雅なランチに早変わり。
 …目の前にあるのは、ぷ~んと臭うレバニラ定食なんだけどね。
 ミスマッチも極まりない。
 「うん、俺も初めて」
 「…初めてって、食べたいから頼んだんじゃないの?」
 「ん~、勧められたから?」
 …勧められたから、昼間っからレバニラ~?
 そっちこそ相変わらず、わからない人だわ。
 綺麗な所作で、一口一口口に入れる仕草に見惚れずにはいられないけど、食べてるものはレバニラ。
 この人、午後からの仕事いいのかしらね。
 天使みたいな外見で、プンプンにらとネギの臭いを漂わせる花沢専務。
 「で、美味しいの?」
 「…斬新な味だね」
 微妙なお答え。
 でもキョロキョロと物珍しそうに眺める目が、好奇心に輝いていてそれはそれで楽しそうだからいいのかな。
 「花沢類、日本にいたんだね?」
 「うん?」
 「えっと、大学卒業してから、フランス勤務になったって噂で聞いたから」
 「ああ、そうだね。実は、今は一時帰国。ちょっとした案件で日本に呼び出されただけだから、来月には帰るかな」
 そうなんだ。
 そんなごく稀な機会にちょうど出くわしちゃうなんて、それこそすごい偶然だったんだね。
 この美しい人にもう一度会えたことがすごく貴重なことだと、やっと思い至る。
 「大変だね、海外勤務だなんて、あたしにはすっごく遠い話だけど。美作さんも確か、外国だよね?」
 「そう、イギリス。総二郎だけは、日本にずっといるけど、最近は海外公演なんてのもあるから、案外腰を落ち着けてはいられないみたいだね」
 「へえ~」
 それこそ別世界の話だ。
 英徳自体が別世界だったので、今となってはこの人たちと過ごした高校時代が夢だったような気がするときもある。
 実際、もう二度と会うことはないと思った人だもんね。 
 美作さんや西門さんたちの近況をきいたところで、もう一人のメンバーのことも聞きたいような気もしないでもないけど、正直気まずいし、あたしが聞いていいような相手じゃないのかも。
 でも、花沢類は特にそういった配慮や遠慮はなかったらしく、話を変えようとしたあたしが口を開く前に、あっさりと話題にのせた。
 「司はあれからNY行ったまんま。行った当初は永住するつもりまではなかったみたいだけど、日本に帰るっていうのはもうないのかも」
 「…ふ~ん」
 「懐かしい?」
 「懐かしいっ…ていうか。あんたは、その、また、道明寺と付き合ってるの?」
 聞いてみて後悔したけど、やっぱり花沢類にとっては何でもないことのようで。
 「うん?俺ら幼馴染みだもん」
 あ、そ。
 まあ、確かに、一時期割り込んだだけの女のことなんて、この人たちの絆の前では一時の仲違いにすぎなかったんだろう。
 ホッとするような、ちょっと複雑なようなそんな気持ちだったけど、でも、素直にあたしのせいで、F4の関係が決定的に亀裂が入ったわけではなかったと聞いて安堵する。
 「俺らもそうそう学生時代みたいに集まったりしてるわけではないけど、今度集まる時に牧野も呼ぶよ」
 「え~、いやあ、それはさすがに」
 「なんで?総二郎もあきらも喜ぶよ思うよ。何気にあいつらも牧野のことは気に入ってたし」
 西門さんと美作さんか。
 特にあの人たちに会いたいほどじゃないけど、まあ、会うのが嫌というほどじゃない。
 「司とも会う機会があったら、呼ぶからぜひ、おいでよ」
 「…いや、それこそありえないでしょ」
 「なんで?」
 「なんでって…」
 キョトンと無邪気に首を傾げるこの人が信じられない。
 普通、女を間に挟んでいさかったこともある親友と会うのに、その当の女を呼ぶ?
 …まあ、宇宙人の花沢類ならありなのかもしれない。
 「まあ、とりあえず、道明寺の時は呼ばなくていいから。て、あたし、そろそろお昼休み時間終わりだから、帰るね」
 立ち上がって自分の分の値段を確認しようと伝票をとろうとしたところで、スイッと花沢類に取り上げられてそのまま、花沢類が会計を済ませてしまう。
 「1,980円です」
 1万円札を出して、おつりはいいよ、なんてバカなことを言っているので、横合いから手を出し、無理やりおつりを花沢類の手に押し込む。
 100円や200円ならいざ知らず、当の代金より何倍ものお金を『お釣りはいいよ』の一言で置いてゆくバカがどこにいるっていうのよっ!
 まあ、この人たちにしてみれば、100円も1万円も同じような感覚なのかもしれないけれど。
 と、いうか、これが道明寺あたりだったらカードで済ませて、現金なんてもってないんだろうな。
 相馬さんも、いつも支払いはカードだったし。
 …相馬さんで、花沢類が連れていた女性へと思考が流れる。
 「ねえ、そういえば、無理やりあんたのお見合い相手の人、相馬さんに押し付けちゃって大丈夫だったのかな?相手の女性も面喰ってたじゃない」
 「うん?別に大丈夫じゃない?知り合い…っていうか、あの呼び方ならかなり親しい相手だったみたいだし。俺みたいなよく知らない相手と気を遣うランチするよりよほど良かったんじゃない?」
 …そういう問題?
 「だって、お見合いだったんでしょ?」
 「まあ、一応?でも、さっきもいったけど、俺、まだ当分誰とも結婚するつもりないし。あんたの方こそ、せっかくのデート邪魔して悪かった?」
 真顔で聞いて来るのに、あたしは頭痛を憶える。 
 「…だから、デートじゃないって。あっちにだって失礼だよ。社内に恋人やら噂の相手が山ほどいる人なんだから、あたしなんかを相手にしないって。単に上司と部下。何かとこき使ってくれてるから、最近、けっこう気を使ってくれてるのかなあ。仕事上のことなんだから、別にいいのにね。ちょうど、心苦しかったから、これからは遠慮しようと思ってたし」
 社内での人間関係を円滑に…なんて思ってお付き合いしてたけど、ちょっと行き過ぎてたよね。
 「ふう~ん、仕事ねぇ。相変わらず、あんたって鈍感なんだ~」
 「は?鈍感?何よ、それ、ずいぶん失礼なんじゃない?」
 「俺はいいよ、その方が」
 邪気なくニコニコ笑われると、ついつい赤面して、それ以上文句を言う気力がなくなってしまう。
 うう、この人のこういう顔って昔から弱いんだ~。
 ちょっと、親しくなったらイロイロあって、断絶状態になってたから、そう何度も見たことがあったわけじゃないけどね。
 「もう、わけわかんないよ、花沢類。とりあえず、あたしの分の食事代払うね」
 ハンドバックから財布を出そうとしたあたしの手の上に、スッと手が置かれて、ドキッ。
 「いいよ、俺のおごりで」
 「そ、そんなわけにいかないわよっ。いくらあんたに比べて資金力に雲泥の差があるにしたって、奢られる理由ないもんっ」
 「そういえば、あんた、昔からそうだよね」
 たった一度のデートの時を思い出してるのか、ポンと手を叩いて頷いている。
 憶えていてくれてるのか~。
 そのわりには再会した時、見事に忘れ去られてたけどね。
 …結構、根に持ってるかも、あたし。
 「だから、えっと、780円だよね」
 「いらない」
 ゴソゴソする間に、さっさと片手を振って、歩いていってしまう。
 あたしとは反対方向だから、ここでお別れってことなんだろうけど。
 「ちょっと!払うって言ってるでしょ?」
 まかさ、相馬さんと同じく、女に支払わせる教育受けてない、とか言うんじゃないでしょうねっ!?
 追いかけようと足を踏み出そうとした瞬間…。
 「…次回、お茶奢ってよ。また、連絡する」
 振り返って、微笑み一つ残して、今度こそそのまま歩き去ってしまった。
 次回?次回なんてあるの??

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