「愛してる、そばにいて」
第8章 明日に咲く花③

愛してる、そばにいて0658

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 「ん……」
 類に手を惹かれて、倒れ込んだ広い胸に手をつき、半ばつくしが伸しかかるような格好で、何度も触れるだけのキスを繰り返す。
 大きな手が優しく彼女の髪を梳き下ろして、バスローブの上から背や肩をなぞり触れてゆく。
 気が付けば彼女も、類の頬に手を置き、キスの合間に彼の目を覗き込んでは、少女の日に見惚れた美しい瞳に映る自分の顔に見入っていた。
 「……何?」
 「類の目に私が映ってる」
 「うん、つくしの目にも俺がいるね」
 ふふふと笑い合って、また飽きもせずにチュッ、チュッと軽いキスを繰り返す。
 まるで子供同士の触れ合いのような、緩やかな交換を楽しむ。
 類の唇が、つくしの唇から頬、首筋へと伝って、ぷっくりとした耳朶を口に含んだ。
 くちゅりと耳元で響く水音に、ゾワリとしたカタチにならない快感が湧き上がって、つくしの体がブルリと震えた。
 「…あっ!」
 いつの間にか前に回っていた大きな手が、スルリとバスローブの合わせから滑り込んで、傾らかな丘の上を羽のような柔らかなタッチで触れては、布越しにもツンと勃っていた胸のいただきを掠める。
 「下着、やっぱり着てるんだ?」
 クスリと笑われて、顔が赤む。
 彼女だって、今やバスローブくらいは着慣れている。
 中には何も着ないのが本当なのだとわかっていたが、それでも習慣はそうそう変えられない。
 どうしても素っ裸でというのが恥ずかしくて、体をバスタオルで拭いた挙句に、しっかりと下着まで着込んでほとんどガウン状態。
 「い、いいでしょ、別に」
 「まあ、いいけど」
 もちろん、彼にはそんなつくしの羞恥など見透かされてしまっている。
 「脱がせる楽しみがあるから、俺としてはイイけどね」
そんな美貌に似合わぬヒヒジジイ的発言をされ、呆れてしまう。
 「脱がせていい?」
 …一々聞かないで欲しい。
 けれど、彼女が頷かないうちには強引に進めるつもりないのだろう。
 バスローブの中に入り込んでいた片手がブラジャー越しの胸にやわやわと触れてはスッと離れてゆき、胸元を彷徨う熱い唇がつくしの快楽の火種を探って、甘い吐息をつかせる。
 「はぁ」
 しかし、類の唇は彼女の鎖骨や首筋を甘噛みしたり舐めたりするだけで、それ以上のことはしてこない。
 残るもう一方の手も、バスローブの上から背中やヒップのラインをなぞるだけで、直接触れてれくないでいる。
 布越しのジレったい感触につくしは内心呻いた。
 たとえ男性に対しての忌避感を今も持て余しているにしても、彼女は10代や20代のウブな小娘ではないのだ。
 男を知っているカラダが疼いて、類ののんびりとした愛撫に焦らされる。
 「もうっ」
 …ホント、意地悪なんだからっ。
 類の胸についていた手を伸ばして、彼の首に両腕を回し頭を抱え込むようにして耳元でそっと囁いて……強請る。
 「…脱がせて?」
 「ん……チュッ」
 チュッ、チュッという軽快なリップ音をたてるキスに惑わされているうちに、彼女の背を撫でていた手がバスローブの紐を解いて、気が付けば胸元を彷徨っていた手に、手際よく脱がされていた。
 滑らかなは感触を残して、バスローブが彼女の体から滑り落ちてゆく。
 「あ…ん……ん、ハァッ」
 …まるでスタンプみたい。
 触れていないところがあるのが許せないとでもいうように、類に素肌という素肌にキスが落とされて、その度にツキンとした痛みが彼女の快感を煽る。
 プチンという音と共にブラジャーさえもが剥ぎ取られて、敏感な部分にフッと吐息を吹きかけられる。
 「あ……」
 とたん唇に含まれていた。
 「あぁっ……ん…あぁ」
 待ち望んでいた刺激につくしの背中が弓なりにしなった。
 コロコロと熱い舌先に転がされ、吸われる鋭い刺激に昂ぶらされて…。
 恥ずかしさも感じているのに、声が洩れるのが堪えられない。
 「ハァ…ぁあっ………ぁ…んん…ゃっ、類」
 「……甘い」
 類の感じ入ったような掠れた声音に、つくしが瞑っていた目を開く。
 熱視線。
 たぶんそうなのだと思う。
 普段は温度さえないようなビー玉みたいな目の熱情に焼き焦がされる。
 …熱い。
 耐え切れずにつくしは類から視線を反らせてしまう。
 つくしの手が類の髪をかき乱して、首筋や肩先に触れ背に触れて、彼がしたようにバスローブの中へと潜り込ませて彼を確かめる。
 …あぁ、類だ。
 今、自分に触れているのは、彼女を愛して大切にしてくれている男性なのだと。
 「俺のことも脱がせて?」
 「………ん」
 言われるままにバスローブに手をかけて、「脱がせて…」と言ったくせに悪戯に触れてくる手に苦労させられる。
 「ぁ……そんな…ん…して…たら、脱がせ…られないよ…ハァ」
 「ふふふ」
 ジャレてジャレ合って、なんとか脱がせた彼の見事な肉体の美しさに見惚れてしまう。 …綺麗。
 類は美しかった。
 服の上からだと痩せて見えるのに、類の体は男性らしく引き締まって、しなやかな筋肉に覆われていた。
 同じ人間であることが信じられない。
 …本当に綺麗な人。
 初めて彼に出逢った時、彼の目の美しさに驚かされた。
 まるで童話の中の王子様のような美貌に見惚れて……憧れた。
 彼女のスーパーヒーロー。
 「綺麗だ」
 だから、彼にそう言われた時、自分の口から溢れた言葉だと思ってしまった。
 言葉のとおり賞賛に満ちた目でうっとりと微笑んでくれるから。
 「綺麗なのはあんたでしょ?」
 「なんでだよ」
 クスリと笑って、類が体勢を入れ替えた。
 類の手や唇がゆるゆると丁寧で穏やかな愛撫を繰り返し、何度も行きつ戻りつ、彼女の怯えを拭い去って、緩やかな快楽への道筋へと誘ってくれる。
 「あ…んん、ハァ……あぁ…ん」
 「怖くない?」
 「…怖くない、よ。ぁ……あぁっ」
 十分に彼女のカラダと心を解して、濡れたソコへと類がゆっくりと入ってくる。
 「…っ」
 「大丈…夫?辛くない?」
 荒ぐ呼吸を整え、問うてくる快楽に掠れた声音にすら愉悦を煽られた。
 …怖いはずがない。
 …辛いはずがない。
 こんなにも大切に抱かれて。
 「…ん…ぁっ……へ…いきっ」
 背筋を駆け上る鋭い感覚に、途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
 体の内側から擦られ、摩られ…揺すぶられる感覚に心を解放し身を任せた。
 「じゃ…あ、気持ちいい?」
 「バ、カ」 
 彼女の顔を挟み込むようにして、つっかえ棒にしている類の逞しい腕をバシッと叩く。
 「ぷっ」
 「…ぷっ」
 こんな時まで…、とおかしくなって、笑い合って…なぜだか涙が溢れた。
 「つくし?」
 両手で顔を、口元を囲って、つくしは泣き笑った。
 悲しいわけじゃない。
 もちろん、苦しいわけでもなかった。
 人は幸せな時にも涙が出ことがあることを、長い間忘れていた気がする。
 ずっと、……ずっと、あの日から。
 彼女を熱く愛したあの男と離れてから、涙が出るほどの幸せというものを感じることもなかったのだと、思い起こして。
 司はつくしをひどく傷つけたけれど、誰よりも彼女を愛してくれた男だったから。
 「……それは辛い涙?」
 無言で首を振るつくしの額に額を押し当てて、無限の優しさを湛え、彼女を抱いてくれる男が、彼女を包み込むようにして聞いてくれるから。
 「しあ…わせだからっ」
 だから涙が出るんだと、言いたいのに言葉にならない。
 それでも、きっと彼はわかってくれるに違いないとわかっていた。
 …ああ。
 ああ、と思う。
 「俺も。………好きだよ」
 「………っ」
 「お前が好きだ、愛してる」
 「る…い、類、類っ」
 両腕でいっぱいに、自分よりも遥かに逞しい男の背を抱きしめる。
 固く抱きしめ合い温もりを交わし合った。
 「ずっと一緒にいよう。俺もお前と一緒にいられれば、寂しくないし笑うことができる。俺たちはもう一人じゃない」
 ―――一人じゃない。
 「ぁあん、……あっ……ああっ、ああ……んっんぁあぁ」
 類とつくし、二人ともにゆっくりと駆け上って、一つになった余韻に酔いしれて、固く抱きし合った。
 「はぁはぁはぁ」
 「ハッハッ…はぁ~……凄く気持ちがよかった。つくしは?」
 「はぁ……私も」
 汗まみれで微笑みあって、自然に二人は顔を寄せ合い抱き合って、キスをしていた。
 「「ふふふふふ」」
 鼓動の音が心地よい。
 …ここが私の居場所。
 そして、互いの居場所なのだと。
 今確かにつくしは、本当に幸せだった。




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