「中・短編」
Let's サマー!…7話完

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 ちゅっ、ちゅっと唇に軽く吸い付いて、頬にもキスを一つ。
 うっとりと開いた牧野の目が、ウルウルと潤んでいて、それだけで俺の心臓はバクバクと高鳴った。
 「……すごい暗いって思ってたけど、けっこう月明かりでも目が慣れてくるもんだね」
 照れ臭そうに小さく笑った牧野が、俺から視線を外してキョロキョロと周囲を見回している。
 ほんのりと赤く染まった頬や首筋が、まるで誘っているかのようで、俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
 …やべぇな。
 牧野からほんのりと香るこいつの汗の匂いと、他に人間なんて誰もいねぇのに、さっきから俺の耳元に唇を寄せてはクスクス笑って話す時に吐く吐息の甘さに、俺のあらぬ欲望がウズウズと疼いて仕方がない。
 気が付けば牧野の細い首筋やキャミソールの襟ぐりから覗く白い胸元、スラリと伸びた生足を見てしまう。
 ゴクリと生唾を飲み込んで、なんとか意識を散らして、牧野の話に相槌を打ってやる。
 まさか、こんなところで襲いかかるわけにもいかねぇし。
 …たく、やりたい盛りの10代のガキかよ。
 自分で自分に呆れて、自嘲する。
 そういえばこいつを最後に抱いたのはいったいいつだったかと、つい記憶を探してしまう。
 ていうか、記憶を探さなきゃなんねぇほど、以前ってことだよな。
 はぁ~。
 一番そういう欲望が旺盛な10代後半から遠恋を強いられて、やっと牧野の傍にいられるようになっても、やっぱり思うようには会えなくって、いったい俺はどこの修行僧なんだよっ。
 「うわぁ、道明寺、来てきてぇ。凄い冷たそうだよ、川の水」
 きゃあきゃあ言って、今にも川に入っちまいそうな牧野の手に引っ張られて、水辺の際まで歩み寄る。
 「はしゃぐのはいいけど、川に落ちるなよ」
 「落ちるわけないでしょっ、あたしが子供みたいなこと言わないでよ」
 ムッとムクれて尖らせた牧野の唇が、なぜか暗い夜の闇の中でも、ほの赤く色づいているのがハッキリと見えた。
 ピチャッ。
 「あ!ねねっ、見てみて、あそこあそこっ」
 牧野が俺の腕に抱きついて、川面の間を指差す。
 押し付けられた胸の柔らかな感触と熱い体温に、抑えていた欲求が一気に湧き上がって、心臓の鼓動が一段と速くなる。
 「今の魚だったよね?銀色の魚」
 今あった出来事にすっかり気を取られて、目をキラキラさせた牧野が、ねっ?、と俺の顔を上目遣いに見上げて、嬉しそうに微笑んだ。
 ズキューン。
 「っ!」
 「………」
 「………」
 「……道明寺?」
 無言のままジィ~っと牧野の顔を見下ろしたまま、硬直してしまっている俺に、怪訝そうに小首を傾げて覗き込んでくる。
 …こ、この女っ、タチが悪すぎる。
 そして、さらに耐える俺に追い打ちをかける無自覚無防備女。
 「ん?もしかして、疲れちゃった?ごめんねぇ、結局ずっと、道明寺一人に車の運転させてきちゃったものね」
 小さな手のひらを俺の頬になんて押し付けやがってっ!
 ブチッ。
 何かが切れた気がした。
 …いや、フツーに、俺のなけなしの理性の糸がブチ切れちまったってだけなんだけどよ。
 ザッ。
 「ええっ?ちょっとぉ」
 一言も発せずいきなり向きを変え、牧野の手を引っ張ったまま車へと戻る道を早足で歩きだした俺に、驚いた牧野が何度も呼び止めてくる。
 「ちょ、ちょっと、なんなのよ、道明寺っ。え?も、もう車に戻るのっ?足、はやっ、ちょっとぉっ」
 転ぶだ、もっとゆっくり歩けだ、ぎゃあぎゃあ煩い女の苦情を一切無視して、車の後部座席へと半ば無理矢理に押し込んだ。
 「ぎゃっ、お、押さないでって、…って、な、なんで後部座席?えっ、ちょっとっ、なんで、あんたまで一緒に乗り込んでくんのよっ。狭い狭い、狭いっ。うぎゃあっ、伸し掛んなっ、へ、へ、変なとこ触んなっ!変態!!」
 パニックった牧野が、悪態つきながら俺の胸を押しのけようと腕を突っ張り、腹の間に膝を入れてくる。
 …っぶねぇな。
 顎にまで肘入れてきやがって…俺はレイプしてんのかっつーの。
 「な、なに考えてんのよっ、あんたっ!」
 俺の勢いに怖気づいて、わずかに震えを帯びている牧野の声に、頭が沸騰していた俺もハッと我にかえった。
 …やべぇ、トーンダウンしねぇと。
 今はまだ驚愕しているだけの牧野の顔が恐怖に変わらないうちに、二度、三度と息を吐き出して、どわっときちまった激情を逃す。
 「…はぁ~」 
 「お、落ち着け。ドゥドゥ」
 「俺は馬か」
 「…勢い的には似たようなものでしょ」
 …馬だ、ゴリラだ、犬だとこの女はまったく。
 それでも焦っちゃいるが、恐怖は浮かんでいない牧野の様子にホッと息をつく。
 悪態をつかれた腹立ち紛れに、首筋に顔を埋めて、ガブリと白肌に食いついてやる。
 「ぎゃっ…、な、なにすんのよっ」
 「だから…ナニ?」
 ご期待どおりに馬でも犬にでもなってやろうと、あちらこちらに軽く歯を立て、舐めしゃぶる。
 「ひ――ッ。ちょっとぉ、なにがナニよっ、こんなところで盛るなっ。噛み付くなっ、痕ついちゃうでしょっ!?」
 そこらへん一応は、俺も理性を働かせて、痕がつかない程度の力加減をしてんだよ。
 暴れる体を俺の体重で押さえ込んで、俺の女がその気になるまで、激しいキスで唇を塞いで、悪態や文句が啼き声に変わるまで、たっぷりと可愛がってやる。
 「ん――ッ!!んんっ、んっ、ん…………ん…ぅ…ハァ……ぁ」
 キスしながら激しく文句を言っていたのが、だんだん語気が弱まり、鼻から抜けるような甘い啼き声に変わった。
 そっと唇を離すと、さっき以上に目を潤ませ欲望に濡れた女の顔。
 「ハァハァハァ…ろ…露出、狂。この……変態。こんなハァ、ところでホント、フー、信じられない…はぁ~もう~~っ」
 「そうか?お前が煽ったんだろ?」
 力の抜けた手足を柔らかく撫で、顔中にキスの雨を降らせてやる。
 「そんなわけあるかぁ、なによ、それ…もうっ……ぁっ」
 スカートの裾から手を潜り込ませて下着越しに、牧野の女の部分に触れる。
 そこはもう、すでにしっとりと蜜を滲ませ、下着を濡らせていた。
 「お前だって、もうその気になってるんじゃん」
 「し、知らないっ…ぅっ、こ、こんな…とこで…だ、れかに…ハァッ…ん」
 音を立ててすべすべした牧野の素肌に唇を滑らせながら、キャミソールの裾を捲り上げる。 
 「こんなところ誰もいねぇし、すぐに俺のこと以外何も考えられなくさせてやるよ」
 「やぁ…んっ」
 


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~ Comment ~

夏ー!!
解放感ー!!
最後まで…??
一皮剥けたつくしちゃんも良いと思いますっ笑

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