FC2ブログ

「愛してる、そばにいて」
第2章 罪①

愛してる、そばにいて0047

 ←愛してる、そばにいて~イントロダクション02~ →愛してる、そばにいて0048
◇更新情報他雑文 『こ茶子の日常的呟き』へ
【君を愛するために】オススメ作品!?
ランキングもよろ(・ω-人)
ブログランキング・にほんブログ村へ
いつも応援ありがとう♪
**************************************

~第2章 罪 (過去編)~


 「ハアッ、ハアッ、ハアッ!」
 追いつかれるッ。
 頭は焦りで一杯なのに、足が思うように上手く動いてくれない。
 毎日過ごしてよく知っている校舎が、まるで見知らぬ迷宮のように、つくしの行く手を阻む。
 「だっ、誰か―――ッ!」
 …どうして、誰もいないの?
 助けを呼ぶ声が遠く谺して、つくしの恐怖を助長する。
 胸を打つ鼓動がまるで今にも口から飛び出してしまいそうで、膝が震えて足がもつれた。
 「あっ!」
 踏み出した足が、何もないところで躓いて、踏みとどまる間もなく前倒しに体が冷たい床へと転がる。
 ドサッ!!
 …た、立たなきゃ、急いで逃げなきゃ!
 しかし…。
 さっきまで足早に背後を追いかけてきていた革靴の音が、カツンと一つ音を立てて背後で立ち止まった。
 おそるおそる振り向いた先、冷たい狂気を宿した司が、蔑むような顔で彼女を見下ろしている。
 「お前が悪いんだぜ」
 …なんで、どうして?
 さっきからそんな詮無い疑問ばかりが頭の中をグルグルと巡って、つくしのまともな思考を妨げた。
 「やめて、近寄らないでっ!やだっ、ばかっ、こっちこないでっ」
 つくしの言葉など、何の制止にもならず、司が覆いかぶさってくる。
 「やあ―――っ!!」





******************
 R18です。
 パスなし、隠しなし(通常版では隠せてますが、テンプレート的には隠せず)ですので、18歳未満の方、苦手な方ご注意をm_ _m ) また、とっても鬼畜な展開なため、そうした表現が苦手な方、お嫌いな方はご遠慮願いますm_ _m
 ※読む読まないは自己責任です。読んだ後の苦情等ご遠慮下さい。
******************

*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
 …嘘だ。こんなの本当のことのはずがない。
 さっきまでそこかしこに、聞き慣れた同級生たちの笑い声やざわめきが聞こえていた、こんな身近な場所で、自分がこんな目に遭うだなんて。
 …ううん、違う。前にもこんなことあった。でも。
 脳裏に浮かんだ少年が、彼女を助けてくれた。
 「……い、花沢類」
 無意識に心の中で唱えていた名前を、口に出していることにつくしは気が付いていなかった。
 彼女のヒーロー。
 誰一人助けてくれる人などいなかったこの酷い場所で、唯一彼女に手を差し伸べてくれた美しい人。
 たとえそれが気紛れでも良かった。
 ただ彼のそばで、彼の気配を伺うことさえできればと、それだけを望んだ淡い初恋。
 それなのに、今自分はどうしてこんなことに。
 馴染めぬセレブ高校での日々を、苦難に変えてしまった非道な男に、冷たい床へと押し倒されて辱められようとしている。
 現実逃避の声に身を任せかけ、だがギリギリと締め付けられ、一まとめに頭上で押さえつけられた手首の痛みが、つくしの意識を繋ぎ止めて、いやでも現実へと立ち戻らされた。
 「ぁあっ………ああ……やっ………」
 さっき張られたばかりの頬がジンジンと熱い痛みを伝えて、頭がボウッとしている。
 それなのに、意識を失えないなんて。
 意識を失ってしまったらどうなるかわかっていても、司の圧倒的な力の前にそれを願わずにはいられない。
 何が悪かったのか、一瞬、つくしの涙に凶行を思い止まってくれるかのように思えた司の目が冷酷に細まり、それから彼の行動に躊躇がなくなってしまっていた。
 暴れれば頬を張られ、両腕は司の片手で一まとめにされて力任せに押さえつけられて…。
 スカートの中へと無遠慮に差し入れられた手が、ショーツにかかっていっきに引き下げられる。
 我武者羅に足をバタつかせて阻止しようとしても、膝で押さえつけられ、まるで柔らかい紙でも裂くように容易に破り剥がされた。
 ビリッ、ブツッ。
 「いやあああっ。いやああああ!やめてぇっ、道明寺ッ!いやああああ」
 身を捩って逃れようとしても、ビクとも動かない男の力に、よけいに無力を思い知らされるだけだった。
 カチャカチャッという金属音が響いて、熱い何かが…馴染みのない何かが、素肌の股間に押し付けられ、悍ましい感触につくしが驚愕に目を見開く。
 「あ、あ…ああ、ああ………」
 恐怖。
 絶望。
 そして…。
 めりめりっと無垢な入口を、無遠慮に割り裂いて、異物が侵入してくる。
 「ああああああああああああああああああああああっ!!!」
 まるで生木を裂くかのように、体が股間から真っ二つにされるような激痛。
 …いたい、痛い、痛いっ。
 ドッと生理的な涙が溢れて、冷汗が全身から噴き出した。 
 目の裏がチカチカとして、貧血の前兆に意識が遠のく。
 なのに…。
 ぐっ、ぐっ。
 なおも司が力を込めて、無理やりに、腰を押し進めて、堅く窄んだ蕾の底を突き破ってくる。
 「や、やめてっ、い、痛い、痛い、痛い……ッ!あぁ……ううっ」
 激しい苦悶に呻いて、背筋を強ばらせ悲鳴を上げ続けるつくしを顧みることもせず、彼女の腰を掴んで司が強引に入り込んだ。
 まるで下半身にも心臓があるかのようだ。
 「…ハァッ、くそっ」 
 両手を解き放たれても、司の胸に力なく両手を突っぱねるのが精一杯で、抗いようもないつくしの顔は苦痛と恐怖で、涙に濡れてぐちゃぐちゃだった。
 喘ぐ唇から漏れるのは、うわ言のように溢れるたった一つの名前だけ。
 「……助けて。はな…ざわ…類。花沢…る、い」
 「助けに…なんか来ねぇよッ。はぁはぁ…あいつはお前のことなんて、どうだっていいんだからな。お前なんて、ハァ…壊れてぐちゃぐちゃになっちまえばいいんだ…」
 「あ、あああああっ、ああ…ああああっ、やああ、あああっああああ!!」
 言葉のとおり壊れてしまえと言わんばかりに、力任せに突き上げられ穿たれて、そしてまた引き摺り出されて……何度も何度も犯される。
 どれくらい続いたのか、あるいはほんのわずかな時間だったのか、永遠の拷問にも似た責め苦にやがてつくしの神経をやっと焼き切れてくれた。
 今度こそ、つくしは優しい現実逃避の昏い闇の底へと、ゆっくりと沈み込んでゆく。
 …花沢類。
 薄れゆく意識の底、やはり最後に脳裏に思い浮かんだのは類の冷たい…けれど小さく微笑んだ彼の横顔だった。




web拍手 by FC2

関連記事
総もくじ 3kaku_s_L.png イベント
総もくじ 3kaku_s_L.png だから今日も I'm so happy…百回分の花をあなたに
総もくじ 3kaku_s_L.png ******【司×つくし】******
総もくじ 3kaku_s_L.png 愛してる、そばにいて
総もくじ 3kaku_s_L.png 百万回の微笑みを愛の言葉にかえて
総もくじ 3kaku_s_L.png 陽のあたる処でシリーズ(短編集)
総もくじ 3kaku_s_L.png Fly me to the havenシリーズ…36話完
総もくじ 3kaku_s_L.png アネモネ…全171話完+α
総もくじ 3kaku_s_L.png ******【類×つくし】******
総もくじ 3kaku_s_L.png 中・短編+
総もくじ 3kaku_s_L.png パッション…①24話②22話完
総もくじ 3kaku_s_L.png 陽だまりの詩シリーズ(短編集)
総もくじ 3kaku_s_L.png ****【総二郎×つくし】****
総もくじ 3kaku_s_L.png 中・短編-
総もくじ 3kaku_s_L.png ****【あきら×つくし】****
総もくじ 3kaku_s_L.png 中・短編^
総もくじ 3kaku_s_L.png ***【その他CP】***
総もくじ 3kaku_s_L.png 中・短編'
もくじ  3kaku_s_L.png 倉庫
総もくじ  3kaku_s_L.png イベント
総もくじ  3kaku_s_L.png だから今日も I'm so happy…百回分の花をあなたに
総もくじ  3kaku_s_L.png ******【司×つくし】******
総もくじ  3kaku_s_L.png 愛してる、そばにいて
総もくじ  3kaku_s_L.png 百万回の微笑みを愛の言葉にかえて
総もくじ  3kaku_s_L.png 陽のあたる処でシリーズ(短編集)
総もくじ  3kaku_s_L.png Fly me to the havenシリーズ…36話完
総もくじ  3kaku_s_L.png アネモネ…全171話完+α
総もくじ  3kaku_s_L.png ******【類×つくし】******
もくじ  3kaku_s_L.png 拍手小話+
総もくじ  3kaku_s_L.png 中・短編+
総もくじ  3kaku_s_L.png パッション…①24話②22話完
総もくじ  3kaku_s_L.png 陽だまりの詩シリーズ(短編集)
総もくじ  3kaku_s_L.png ****【総二郎×つくし】****
総もくじ  3kaku_s_L.png 中・短編-
総もくじ  3kaku_s_L.png ****【あきら×つくし】****
もくじ  3kaku_s_L.png 拍手小話^
総もくじ  3kaku_s_L.png 中・短編^
総もくじ  3kaku_s_L.png ***【その他CP】***
総もくじ  3kaku_s_L.png 中・短編'
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png ストック
もくじ  3kaku_s_L.png R短編集
もくじ  3kaku_s_L.png アネモネ R
もくじ  3kaku_s_L.png 恋愛の品格 R
もくじ  3kaku_s_L.png 愛妻生活 R
  • 【愛してる、そばにいて~イントロダクション02~】へ
  • 【愛してる、そばにいて0048】へ

~ Comment ~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【愛してる、そばにいて~イントロダクション02~】へ
  • 【愛してる、そばにいて0048】へ
にほんブログ村 小説ブログへ💛
スポンサーリンク