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「アネモネ…全171話完+α」
第三章 Innocent②

アネモネ130

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 「昔の俺は、お前に優しかったか?」
 プツンと勃ちあがった胸の頂きを食まれ、司が喋るたびに歯先があたって、体が跳ねる。
 「…ぁ………ん」
 両脇から中央へと寄せるように、司の手が柔らかく胸を持ち上げ、いつもより小高い山を作る。
 鼻から抜ける息が、我ながら甘ったるく熱くて燃えるようで。
 「ベタ甘で甘やかしてた?想像できねぇんだけど。おい、答えろよ」
 むしゃぶりついていた唇が荒々しく蕾を舐め転がし、乳房ごと頬張り、揉みしだく。
 「あッ!…ぃ……そ、そんな…こと、されたら、答えられない…よ」
 身悶えながら懸命に答えるつくしに鼻を鳴らして、徐々に下がってゆく唇が、ヘソに舌を潜らせ、カラダ中触れていないところがないくらいに、大きな手が撫で回し、つくしの頭を司のこと意外考えられないように支配しだす。
 「…そうだね。ん」
 ちゅっと音を立ててキスを落とされたと思ったら、今度は同じ場所に痛いくらいに吸いつかれ赤い花を散らす。
 今までキスマークなどつけられたことがないのに、どうした心境の変化なのだろうか。
 一つ付け出したら、司はまるでタガが外れたかのように、彼女の素肌に所有の証を刻み出す。
 永遠には残らない証。
 仮初の絆。
 「あんた…は、昔から勝手な…男…あぁッ!!あんぁあっ…ハッ」
 「…続けろよ」
 司はつくしの両足を持ち上げ、太ももや際どい部分にも口づけを落とし、吸い上げ鋭い痛みを与えられる。
 「はああぁッ…ふっ……む、無理…ッ」
 ベロリと舐め上げる舌が、先ほどの余韻で緩んだまま、容易に蜜を溢れさせている奥底への入口へと侵入して、なめしゃぶる。
 ズズッという音が、司に自分の淫液を飲み干される音だと容易にイメージできて、つくしは燃えるような羞恥と身震いする快感に、淫猥な顔をしているだろう自分の顔を隠し、激しく頭を振る。
 「っぁ……ぁあん…ぁん……やあっ」
 司の侵入してきた指先が、飛び上がるほど鋭い感覚を与えてくれる一点を突きげ、つくしが両足を震わせる。
 目がチカチカして、沸き上がらる快感に身を委ねる。
 だが…。
 指先が抜かれて、再びジレったいほどの柔らかな愛撫へと戻って、不完全燃焼に体が不満を訴え出す。
 膝から足首へ、そして指の間、足の指一本一本まで舐られ、気持ちイイのに何かが足りない。
 いつの間にか縋り付くような目で司を見上げていたつくしの哀願を無視して、彼女の体を裏返し、今度は背後から赤い花を散らせてゆく。
 何度となく絶頂の際まで追い詰められ…ジラされて。
 「俺が欲しいか、つくし?」
 問われる問いに答えようとしても何度となく邪魔をされ、気がつけば過ぎた快感とジラされ続けた辛さに泣き濡れ、叫ぶように懇願していた。
 「お願いっ!道明寺が欲しいのッツ。ああああッ!あんあん、あああッ」
 「だから、司って呼べって言っただろうがッ」
 ズブ――ッ!と一気に入り込んできた剛直を歓喜で迎え入れて。
 尻を高くあげ、自ら腰を振り、仰け反る。
 与えられ、得られるだけの快楽を貪り、溺れ、浸る。
 「ああッ……ああん…ああっ…」
 今はただこの快楽だけを…。





 激しくまぐわい、いつもながらのゆったりとした時間。
 司の温かな胸に抱きしめられ、あと何回この胸の中で眠れるのだろうと指折り数える。
 そんな彼女の思いなど知らないだろう、司の指先が目を瞑るつくしの前髪をかきあげ、額にチュッと口づけを落とす。
 …こいつ、キス好きだな。
 意外だったが、もともと粘着質な性質を持った男だ。
 少しも不思議なことではなかったのかもしれない。
 世間に見せる冷淡な顔とは異なり、司のセックスは濃密で、その事後もこうして常につくしの素肌に触れることを好んでいるようだった。
 まるで寂しがり屋の子供のようだと感じることもあったが、それもある意味的外れな感慨ではなかったのかもしれない。
 ゆったりとした接触は心安らかで、情事の疲労でぐったりとしたつくしの眠気を誘う。
 「…で?結局、今の俺と昔の俺はそんなに違うって?」
 …まだ、憶えていたのか。
 正直、セックスの最中の会話など反芻しないで欲しいが、あまりにしつこかったので、惑乱させられながらも、つくしも憶えていた。
 うんざりしつつ、一度こだわり出すと司は諦めない。
 「お前に溺れてたんだろ?」
 「…溺れてた…って、どっからそんなこと聞いてきたんだか」
 すぐに思い当たって溜息をつく。
 「別にそんなこともないと思うけど、真剣に想ってくれてたのは本当だと思う」
 「ふん、愛だ恋だ、ガキの戯言だろ?そんなもん本当に必要か?」
 「…どうだろうね。あたしはあんたじゃないから」
 司の憎まれ口に、今更一々腹など立たない。
 どのみち、今の彼と自分では大きく隔たった認識なのだろうということはわかっているのだ。
 「さっきのあんたの質問だけど、あんたが優しかったのは本当だけど、その分、振り回してもくれたしね」
 「……ふぅん?」
 「久しぶりに再会したときはずいぶん変わったような気もしてたけど…」
 「けど?」
 「たぶん、あんまり変わってないんだろうね」
 「……」
 司がつくしの顔を覗き込む。
 だが、つくしは目を瞑ったままで、ただ気持ちよさそうに微睡むばかり。
 触れている司の手を嫌がりもしないが、ただそれだけなのだ。
 司のどんな命令にも、提案にも、心動かされることはない。
 ただ彼女自身の信念のままに。
 今までどんなこも司の思い通りにならないことはなかった。
 それなのに、この女だけは違うのだと。
 軋るような胸の痛みに驚き、つくしの背を撫でていた司の手の動きが止まる。
 そのまま眠ってしまうと思っていたつくしの瞼が、不思議そうに開いて…。
 何度なくそうしてきたように、合わさる視線と視線。
 「…あんた、今、幸せ?」
 「は?」
 「欲しいものも、欲しくないものもなんでも手に入るんでしょ?」
 …お前以外には、な。
 だが、それを司は口に出せない。
 一度口に出してしまえば、とめどもなくこの女へと陥落してしまいそうな恐怖とプライドが口を噤ませる。
 「はん、幸せ?なんだ、そりゃ。お前の言うとおり、欲しいものも欲しくなものでも俺の手に入らないものはねぇ。金でも物でも、女でも…、どんな快楽でもだ」
 うそぶく司を見つめるつくしの眼差しはどこまでも深く、静かで。
 「この世で、俺の知らねぇもんは何もねぇんだよ」
 「…どんなものも手に入るくせに、この世のすべての快楽も知ってるくせに、あんたは…幸せじゃないのね」
 ポツリと呟いたつくしの言葉が、思わぬほど…司の胸をつく。
 「そんなもん、俺には必要ないんだよ。バカじゃねぇの?ホント、お前って生意気な女。くだらねぇこと言ってねぇで、もう寝るぞ」





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~ Comment ~

こんにちは。毎日本当に楽しみにさせてもらっています。
この回は、なんかちょっと泣けてきてコメントを書いてみました。笑
すごく劇的な事が起こった訳ではないですが、
「今、幸せ?」
はぁ~つくしちゃんの色々な想いを思うと本当に泣けてきます。
ハッピーエンドの結果が解ってて良かったです。
解ってなかったら勝手な想像に引っ張られて、切ない土曜日になるとこでした❗笑

類も大変な事になっててドキドキだけど、あっちはお互いの思いが通じているので、ひたすら頑張れと応援してます!

って、はまり過ぎですかね?笑

無理せず頑張って下さい!!

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