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「アネモネ…全171話完+α」
第三章 Innocent②

アネモネ126

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 つくしを抱いたまま連れ込んだ脱衣所。
 キスをし合ったまま、互いの服を脱がせるのももどかしく抱き合う。
 クチュリ、クチュリと立てる濡れた音にさえ煽られて…。
 そのまま食らいつこうとしたら、白い小さな手に遮られた。
 「…シャワー、浴びてから、って言ったじゃない」
 「面倒臭ぇ女」
 他の女たちを抱く時には、嫌というほど体を洗わせ体臭など感じるのを厭っていたのに、なぜかこの女の匂いは彼を燃え立たせることはあっても、嫌悪感を抱かせない。
 ほんのりと舌に感じる塩味さえもが好ましい。
 触れるた指先から、何か温かなものが流れ込んでくるようで、吸い付く滑らかな肌の手触りに溺れ、どれだけ触れても飽きることなく、いつまでも触れていたかった。
 少しでも触れていないなど考えられない。
 キスをしたまま、シャワーヘッドの下に立ち、湯を流す。
 「…ん……少し、くら……い、待ちなさ…いよ」
 「お前だって待てねぇんじゃねぇの?俺にキスされて、すげぇ物欲しそうな顔してる」
 司の手ずから泡立てたボディソープが素肌を滑るたびに、つくしが背中をビクビクッと震わせ、喘ぎ声を零す。
 「こっちも勃ってるぜ?」
 指先が胸の頂きをクニッと押し潰す。
 「ぁあっ」
 泡が留まる間もなく、ソープを滑らせる端からつくしの肌から流れ落ちて、その後を追うように司の唇が落ちて吸い上げてゆく。
 ツキンと初めて感じた小さな痛みに驚いて、胸元で蠢いているクルクルの頭をつくしが見下ろした。
 「ぁ……な、に?……ぁッ」
 滑り落ちる司の器用な手が、つくしの下腹部を洗い始めてとても立っていられず、壁を支えに背を仰け反らせ、耐えた。
 その間もツキン、ツキンとした痛みが走って、腰を抱く司の片腕に両手で縋りつきつつ、薄目で片目を開いた。
 「はぁん……ッ、ぁ…ぁあっ……ん」
 「お前の体がキャンパスみたいだな」
 真っ赤に散ったそれは、いままで見たことがなかったものだ。
 所有の証。
 外せば抜け落ちてしまう貴金属の拘束ではなく、素肌に直接刻まれた司の印。
 …でも、時が経てば消えてしまう。
 頭のどこか冷静な部分が、それを哀しんで。
 だが、すぐに司の生み出す快楽の波に掬われ、つくしはふわりふわりと快楽の海に揺蕩うた。





 「ぁあ……は……ぁあ………ハァハァハァ……あぁあっ!……っ」
 いつの間にかバスルームの床に横たわり、司の愛撫を全身に受け、つくしは絶え間なく喘ぎ声をあげていた。
 背にあたるタイルの感触は硬いが、熱い体温にすっかり温められて冷たさは感じない。
 性急なようで余裕のある男は、自分の欲望を放置して、何度も彼女を快楽の頂きに押し上げ、突き落とす。
 だが、つくしの耳朶を舐めていた男が、荒い息を長く大きく吐き出し、「クソッ」と小さく呟くのに気がついて、トロンと蕩けていた瞼を瞬かせる。
 「…ん、どう…したの?」
 「持ってくんの忘れた」
 「え?」
 今度は理性が覚醒し始めた問い返し。
 「…ゴムだよ、ゴム」
 「あ、あぁ」 
 それはそうかもしれない。
 以前宿泊したそれ専用のホテルなどとは違い、今いるところはごく普通の高級ホテルのスウィートのバスルームだ。
 昨夜は事に至らず大人しく寝たことだし、帰ってきてからは欲望のまま寝室にはよらずにバスルームに直行したのだ。
 下腹部に擦りつけられる司の熱は、大きく高まり彼女に生唾を飲み込ませる。
 「どうすっか、ベッド戻ればたぶん、指示してなくてもサイドテーブルの引き出しに入れてあるとは思うが…」
 …つうか、そんなもの指示して他人に入れて置かせるなよ、と思いつつ、
 「…えっと、ね。その」
 「お前、口でやる?」
 隠微な目で舐られ、実際、ペロリと唇を舌で舐められ、下腹の奥がギュンと締まった。
 触れられていなくても、つくしのソコは喘ぎ、司の逞しい雄芯を求めて蠢いているのを自覚する。
 それに恥ずかしさを覚えるが、今の彼女はそんな自分の欲望をむやみに否定したりしない。
 …欲しい。
 ただそれだけ。
 彼と一つになりたい。
 けっして交じり合うことのない未来だからこそ、せめて今、体の熱だけでも。
 「あのさ、その…、あたし、実は、ピ、ピル飲んでてね?」
 聞かれもしなかったから言わなかったことだが、なんとなく今更告白するのは気恥ずかしい。
 けれど、司がケロッと答えた返事に驚いて言葉を詰まらせる。
 「知ってる」
 「え?」
 「お前、洗面所のダストボックスに飲みがら捨ててるじゃん」
 「ああ…えっと、そうだね」
 言われてみればそのとおりで。
 隠すつもりだったわけではなかったから、普通に捨ててた。
 むしろ、司が使い捨てるコンドームの残滓の方が恥ずかしかったのだ。
 けれど、すでに守るべき世間体もないくらいに、司の態度が公然としていて諦めていただけ。
 「……別に生でやるようなもんじゃねぇだろ?普通にゴムしてても、気持ちいいし」
 司の答えは、遊び人の男としては模範解答。
 生物の本来の目的ではなく、快楽を求めるために。
 女にとってももっともベストな考え方のはずなのに、どこか心が冷えてゆく気がして、つくしは曖昧な表情で頷きを返す。
 「そ、そっか」
 「…なに?つけないでやりてぇの?」
 「そ、そうじゃないけど!ただ…そういうの普通は男の人ってしたいものかなあ…って。びょ、病気はほら、あんた、ここのところあたしとしかしてないし、あたしもあんたとしかしたことないから、さ」
 我ながら空々しい気がして、つくしの語尾が小さく消えてゆく。
 司の視線が怖い。
 どんなに怒っている彼の視線でさえ受け止められるのに、どんな目で自分を見ているのかと知りたくなくって視線を反らす。
 「……」
 「……」
 沈黙が痛くて、ノソノソとつくしが動き出す。
 「えっと、く、口でするよ」
 だが…。
 「いいよ、ベッド戻ろうぜ」





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