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「アネモネ…全171話完+α」
第二章 Platonic Sex①

アネモネ063

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 「…ツマンネー」
 「え?」
 素っ裸で、両手をベッドヘッドのアイアンにくくられ、恥じらいに両足をとじ合わせてはいるが、無防備な状態のくせに意地を張るつくしに不快感がこみ上げる。
 恥じらいつつも、慣れない快感を素直に感じ涙を流しながらも喘ぐつくしは可愛かった。
 紅潮した白い肌も、潤んだ目も、熱い吐息も司を熱く興奮させこそすれ冷めさせるものではなかったというのに…。





 初めて感じた小さな絶頂にグッタリしたつくしを抱き上げベッドに運び、司は思わぬほどの満足感を覚えていた。
 たとえ自分の体に直接与えられた快感ではなくても、女の快楽に身悶えする姿にこれほどの満足と悦楽を感じるとは…。
 わずかな戸惑いを覚えながらも、荒い息を付き忘我の状態のつくしの髪を梳き、痙攣している下腹部や脚を労わるように撫で下ろすと、つくしを一人残して、司はシャワーを浴びるためにベッドから立ち上がった。
 名残惜しい気がしたけれど、まだ夜は長く、初心者のつくしの衝撃を思えば、多少のインターバルは必要だろうという配慮だった。
 …俺らしくねぇな。
 そう思いつつ、そんな自分を悪くないと思った。
 シャワーから戻ると、つくしは微睡み、彼の気配にも気がつかない。
 「……おいおい、俺を守るんじゃなかったのかよ」
 そうは言っても、普段のつくしはかなり無理を重ねているのはわかっていた。
 アルコールも入っている。
 職務に忠実な警察官。
 彼を命懸けで守り、体を投げ出してまでそば近くにいようとするこの女はいったいなんなのだろう。
 そして、自分にとって、どんな意味をもつ女だというのか。
 寝返りをうとうとして、頭を撫でる司の手に邪魔をされ、不機嫌に顔を歪めた様子に笑みを誘われた。
 …ガキみたいな顔しやがって。
 先程まで濃厚な女の色気を放っていた女ともとても思えない。
 ふとイタズラ心に誘われ、新しいからかいネタを思いつく。
 いや、そのままそんなプレイで愉しむのも良いかもしれないとほくそ笑んだ。
 …どうせなら、ともに底なし沼に堕ちるような悦びを二人で追求するのも悪くない。
 他の女では感じることができなかった悦び。
 興奮。
 蠱惑。
 …愛しさ。
 これはなんだと思う気持ちを頭を一つ振ることで振り払う。
 「…どうする?刺激的なプレイを愉しむか、それとも俺がただ抱き続けることで女にしてみようか」
 拉致もなく、なんの小手先の技も使わず、ただこの女を抱きたい…そういう思いに惑う。
 …とりあえず。
 壁面のキャビネットに向かう。
 少し虐めてやって、普段は生意気な女が驚いて怖気づく顔を見るのも悪くない。
 いや、何より楽しい気がして、司は我知らずわくわくした。
 手にしたオモチャを使うつもりはあまりなかったが、つくしはさぞ驚愕することだろう。
 実際に、鏡の前で大股開きのあられもない姿を見せてやったのは大成功だった。
 恥じらいと快楽に揺れ動くつくしを思い出し、司は確かに上機嫌だったのだ。





 それなのに…こうしてシラフに戻ったつくしの強情さ。
 弄られて羞恥にまみれながらに開発されるのか、それとも司に抱かれて女の悦びに目覚めてゆくのか、選択の余地を与えてやった司の気遣いをけんもほろろに拒絶した女が癪に障った。
 …突っ込みたいなら、さっさと突っ込めだと?
 …他の女を抱きたいのなら好きにしろ?
 先ほどまでの司の与える快楽に耽溺していたくせに、そんな自分を否定して、彼との情事など契約の義務でしかないと、容易に口走る女を思い知らせてやりたい。
 「…いいぜ、じゃあ、俺の好きにさせてもらう」
 それでも司の纏う空気がかわったことに気がついたのだろうか。
 つくしが目隠しをしたまま不安そうな顔で、司の方を伺う。
 「が、俺は天邪鬼でね」
 「……」
 「風情もなく突っ込めなんて言われると、とたんに萎えるんだよ。やる気なくすね」
 「……じゃあ」
 何を勘違いしたのか、つくしの顔がホッと緩む。
 けれど、もちろんつくしの期待などすぐにでも踏みにじってやる。
 司は本当に面白くなかった。
 サイドテーブルに置いてあった瓶を手に取り、キャップをあけ、一気につくしの裸の胸や腹へと逆さまに傾け、全部をぶちまける。
 「え?…きゃあッ」
 ドボドボッと音を立て、胸の中心に突然振りかけられた冷たい感触につくしが思わず悲鳴を上げた。
 「な、何。なにすんのよっ!?」
 抗議の声を上げる間もなく、ベッドに腰を下ろした司が、つくしの胸のぬらぬらと汚す液体を手にすくい取り、その滑り具合を確かめ、ニヤリと笑う。
 「…安心しろよ。いきなりブチ込んで痛がらせたりしねぇさ。たっぷりいじくりまわして、自分から俺が欲しくて仕方ないっていうくらいに目覚めさせてから抱いてやる」
 「…ッ!」
 ぬるっとした手がつくしの乳房を掴み、ぬめる液体を塗り込めるようにと這い回る。
 「オモチャっていうのはあんまり使いすぎると、かえって感度が鈍くなるらしいからな。そこは俺の手綱の引き具合ってところ?」






 自由だった足で、とっさに蹴りあげようとしたが、手を縛られ不自由な状態では満足に抵抗などできようはずもなかった。
 あっという間に足首を掴まれ、どれだけ手馴れているというのか、容易に両足をベッドの足にくくられた。
 まるで分娩台にでも乗せられたように、大股開いた状態での仰向けは、つくしの女心を大いに傷つけて…。
 それでもすでに何度となく自尊心を傷つけられ、もっとも恥ずかしい部分さえもさらけ出されて弄ばれたのだ。
 いまさら何をされても、どうということなどないだろう。
 開き直りにも近い感覚で、どうせ止められないのなら…と無言を通す。
 それでもきっとどれだけ慣らされたとしても恥ずかしさを感じることはやめられないのだろう。
 「…また、いい色に色づいてきたな」
 「……」 
 目隠しをされていたのは、むしろ幸いだったかもしれない。
 少なくても…いやらしい目で自分を見下す最低男の顔を見なくて済むのだから。
 そう思う端から、触れられて…まるで陸にあげられた魚よろしくビクビクと跳ね上げられるのをやめられない。
 「ぅッ………ぁ~~~~ッ」
 ぬるぬると司の両手が胸を揉み、腹を下り、股間の間を何度となく行き交う。
 たくみに中心部には触れずに、尻の間もなぞって、太ももや内股をぬるぬると撫でさする。
 ギシリ。
 つくしの脇へと横たわるように体重を乗せた司が、片肘をつくしの頭の脇へとつき、唇を耳もとへと寄せ、そっと囁く。
 「…また濡れてきたぜ?」
 「ッ!?」





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